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2024年6月4日火曜日

キューバ2024 四日目、五日目(トリニダー)

 4月2日

ちょっと遅めの9時に朝食をとる。パン、フルーツ、チーズ、オムレツ、蜂蜜、ジュースをたっぷり食べた。

民宿での朝食


トリニダーの中心はマヨール広場だ。この民宿は難点はマヨール広場から離れていること。歩いて20分余りかかる。広場に行く途中に古い教会がある。今はもう使われていない半ば朽ちかけた教会で、その朽ちかけた様子に「風情」がある。

古い教会

マヨール広場の中心となっているのも教会(Charch of the Holy Trinity)だ。こちらは比較的新しく、今でも人が訪れている。広場は閑散としていたが、それでも観光客とおぼしき人たちがちらほらと見られ、観光客用の馬車も走っていた。土産物屋が密集したストリートもある。

マヨール広場の教会

土産物屋

広場の周囲のたたずまいが私を惹きつける。補修されていない石畳の道を物売りが声を張りあげて歩く。落ち着きと懐かしさを感じる不思議な風景。

トリニダーを歩く

朝食をたっぷりとったので昼食は抜きにした。食事の代わりにカフェでモヒートを注文する。モヒートとはラムをベースとしたカクテルで砂糖、ライム、ミントの葉が入っている。
ミントにちょっと癖があるが、暑いとき、疲れたときなどに飲むと癒やされる。
モヒート

カフェのウエイトレスに「キューバの生活はどうか」と英語で尋ねてみた。「dificil(困難)」という答だった。今朝、民宿の主人に同じことを尋ねたときも「duro(厳しい)」と返された。キューバ人のほとんどが物価の急激な上昇に苦しめられている。少し前にもサンティアゴ・デ・クーバで小規模な抗議行動があったという報道を耳にした。しかし、少なくもキューバには「生活が苦しい」と不満を言う自由は存在する。「苦しい」と言うことすらできない北朝鮮とは大きな違いだ。

宿に帰り、昨日同様、7時に夕食をとる。スープ、豚肉、サラダ、そしてデザートのアイスクリーム。現在のキューバの状況からすれば、十分に贅沢な内容だ。

民宿の主人から「明日は何をするのか。予定がないなら海辺へ行ってみたらどうか」と持ちかけられる。特に予定もないから、この話に乗ることにした。海辺まではかなり距離があるから、タクシーで行けばということになった。

夜に何回か停電があったが、いずれも5分もたたずに復帰した。

4月3日

「タクシー」というっことだったが、やって来たのは自転車のリキシャだった。運転手は民宿の隣家の男。

朝10時に出発し、自転車に揺らされながら30分余りで海辺に着いた。自転車のリキシャに乗るのはバングラデシュ以来か。一所懸命ペダルをこぐ運転手の後ろで楽を決め込むのはなんとなく申し訳ない気がする。

この「タクシー」で海辺に着いた

海辺を散歩し、デッキに寝転びながら海を眺めながら、ゆっくり時間を過ごす。

海辺(その1)

海辺(その2)

にわか雨が降ってきた。屋根の下に避難したが、雨は10分ほどでやんだ。1時間余りを海辺で過ごしたあと、民宿に引き返す。時刻は12時半になっていた。約束していた料金の15ドルを運転手に渡す。

部屋でしばらく休んだあと、昨日と同様にマヨール広場で出かける。今日も昼食抜きで、モヒート1杯で済ます。あてもなくぶらぶら歩くだけで楽しい。

宿への帰り道

7時からの夕食は「ロパ・ビエハ」だった。牛肉をほぐし、玉葱などと一緒に煮込んだキューバの伝統料理で、今までキューバで食べた料理のなかで一番おいしかった。

ロパ・ビエハ

明日はトリニダーを離れる日。キューバ滞在は4月10日までだから、日程的にはまだまだ余裕がある。だが、サンティアゴ・デ・クーバにバスないしタクシーで行くには10時間以上の道のりになる。このままハバナに戻り、のんびり過ごすことにした。民宿の主人に明日のハバナ行きの乗り合いタクシー(taxi collectivo)の手配を依頼しておく。料金は30ドルとのこと。来たときより10ドル安い。

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