12月21日
8時過ぎ、Lao Styleゲストハウスの車でバス・ターミナルに向かう(25000キープ)。ビエンチャンに戻るためだ。ゲストハウス経営者の母親が運転する車には4人の若いフランス人女性が同乗していた。フランス語で話しかけよう。彼女たちのひとりはベルギー人だったので、「フラマン語はしゃべれるのか」と尋ねる。「しゃべれるべきだけど、あまりうまくはない」との返事だった。今回の旅でフランス語で会話するのは4回目だ。
彼女たちの目的はターケーク・ループ。バス・ターミナルに到着する前に”Bon Voyage"と私に声をかけて下車していった。ターケーク・ループとはターケークから出発してターケークに戻る観光コースで、車やバイクで回って5、6日はかかる。私にはターケークだけでそれだけの日数をかける時間的余裕がないうえ、体力的にも厳しい。東南アジアを長期旅行している(確か3ヶ月ということだった)若い彼女たちだからこそ可能な冒険だろう。
9時30分発のビエンチャン行きのVIPバスに乗る。代金は150000キープ(1200円ほど)。VIPバスということだが、どこがVIPなのかはよくわからなかった。ビエンチャンまで直行するという意味だろうか。大型バスはほぼ満席。3分の2がライス人、3分の1が欧米のバックパッカーといったところ。
VIPバス
途中で食事休憩をはさみながら、バスは午後5時ごろにビエンチャンのバス・ターミナルに到着した。合計7時間半のバスの旅。バス・ターミナルはビエンチャンの中心部から離れているため、さらにソンテウ(トラックの荷台を改造したタクシー)に乗り、予約している宿の近くまで行く。
テンソウには数人の欧米人バックパッカーが乗り合わせていた。そのうちのオランダ人のカップルと話す。彼らはなんと6ヶ月をかけての長旅だった。うらやましくもあるが、たいへんだろうなという感想も否めない。
宿はビエンチャン中心部のFamily Boutique Hotelを予約していた。朝食付き2泊で57ドル。当初はビエンチャン到着後に3泊したVientiane Luxury Hotelを再度予約していたのだが、せっかくのビエンチャン滞在をいつも同じホテルでは芸がない。ちょっと目先を変えるためにキャンセルして、似た価格帯のFamily Boutique Hotelに変えた。
Family Boutique Hotel
いままでラオス舞踊にふれる機会がまったくなかったので、せめて最後にレストランでディナー・ショーでも見ようと思っていた。ガイドブックによると、Kua Laoという高級レストランでは夜の7時から伝統舞踊のショーがあるとのこと。
幸い、Kua Laoは宿から歩いて10分もかからない。しかし、残念、Kua Laoに行ったがよいが、ショーはやっていないという。おそらくコロナのせいだろう。
伝統舞踊はあきらめ、宿の近くの食堂で夕食をとった。食事中、ぐらいついていた歯がついに抜けてしまった。ある意味、これで楽になった。食べにくいことに変わりはないが、気をつかいながら食べる必要がなくなったからだ。
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