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2023年1月30日月曜日

ラオス南部2022 十四日目(最後のビエンチャン観光、帰国の途につく)

 12月23日

今日はハノイ経由で日本へ帰る日。ハノイ行きのフライトは19時45分だから、ビエンチャンをさらに探索する時間はたっぷりある。

ネットで調べると、日本人女性が経営するSIHOM cafeというカフェ・レストランがある。ハンバーグやカレー、カツ丼などの大衆的な料理を手頃な値段で提供しているらしい。場所はタラート・サオ(ショッピング・モール)を少し先にいったところ。歩いて行ける距離だ。ビエンチャン最後の昼食はここにしよう。

12時近くにホテルをチェックアウトし、荷物を預けて、タラート・サオの方向に歩く。タラート・サオを越え、キャピタル・バスターミナルを通過してさらに行くと、Vientiane Centerという大きくて近代的な建物が見える。中に入ってみる。ショッピング・モールだ。

タラート・サオより大きく、新しい。しかし、まだ完成していないのか、2階より上にはほとんど店がなく、1階も空いている場所が多い。

Vientiane Center


Vientiane Centerと道を1本ははさみ、もう1つ大きなショッピング・モールがあった。Parksonというモールだ。Vientiane Centerを上回る大きさで、Vientiane Centerよりもっと新しい。ロッテリアやStarbucksなどの有名店も入っているが、2階以上は空っぽで、1階もまばらにしか埋まっていない。Vientiane CenterもParksonも中国資本と言われているが、詳細はわからない。

Parkson

本来の目的であるSIHOM cafeが見つからない。グーグル・マップで調べると、このあたりなのだが。ひょっとしてと思い、Parksonの地下にあるフードコートを覗いてみる。案の定、SIHOM cafeのコーナーを見つけた。カツ丼やハンバーグなどを提供してはいるが、ネットで見たような家庭料理といった感じではない。ネットの記事は2020年のもの。おそらくフードコードに移転してスタイルも変わったのだろう。ちょっと迷ったが、ここで食べるのは止めにした。

フードコート内のSIHOM Cafe

まだまだ時間はある。ビエンチャンの数少ない観光スポットであるタート・ルアンに行くことにした。歩くにはちょっと距離があるので、配車アプリのLocaを使って車で行った。代金は55000キープだったが、チップを含めて60000キープ払う(480円ほど)。

タート・ルアンは金箔で飾られた仏塔で、その高さは45mとのこと。こうした黄金に輝く寺院はタイやミャンマーにもある。しかし、正直なところ、金まみれのお寺を見るたびに思うのは、これを建てるためにその時代の農民たちがどのように搾り取られ、こき使われたかという、過酷さだ。昨日訪れたワット・シーサケットのほうが落ち着きがあり、好ましい。

タート・ルアンの入口


タート・ルアン


帰りもLocaを使おうとしたが、運転手とうまく落ち合えずキャンセルされてしまった。やむなく、トゥクトゥクで宿の近くのナンプ広場まで行く(60000キープ)。配車アプリを使うときの問題は、待ち合わせの場所の指定だ。タート・ルアンの正面で車を呼んでもうまくいかなかった。こうした場合、電話でやりとりするのが普通だろうが、Locaに登録してある私の電話番号は日本の番号なので通じない。通じたとしても英語でのコミュニケーションは難しいだろう。

遅めの昼食をホテルの近くでとったあと、4時過ぎにホテルでタクシーを呼んでもらい。空港へ向かう。タクシー代金は入国時とほぼ同じの100000キープ(780円ほど)だった。

タイで余ったバーツもキープに替えたこともあり、2万円以上のラオス・キープの手持ちがあった。ラオス入国時に両替したカウンターで「両替の領収書があれば再両替が可能」と聞いていたので、キープを余分に持つことに不安はなかった。

ところが、その肝心の両替カウンターが閉まっている。閉まった中に男性がいたので尋ねると「オープンするのは明日以降だ」と言うではないか。

隣のオープンしている両替所でもキープの再両替は不可能。「カーレンタルのカウンターで替えてもらえば」というアドバイスに従ってカーレンタルのカウンターへ行くが、誰もいない。その近くにある空港タクシーを手配するカウンターでようやく、手持ちのすべてのキープを米国ドルに替えることができた。受け取ったのは百数十ドル。レートの高低を気にしている場合ではない。ともかくキープを厄介払い(失礼!)できたこに満足。将来またラオスを訪れる可能性もないわけではないが、インフレ著しいキープを手持ちするのは得策ではない。

チェックイン時にはワクチン接種証明書の提示を求められた。日本入国のためだ。私の証明書を見たベトナム航空のスタッフはクスッと笑い、「5回も接種しているのですか。私は3回だ」と言う。

19時30分に離陸したベトナム航空機は1時間半ほどでハノイ空港に到着した(行きと同様食事は出なかった)。セキュリティを通過して出国ロビーに入り、あとは関空行きの飛行機を待つばかり。

いつもならこれで旅行の終了となるのだが、ハノイ空港で大きな失敗をしてしまった。このため「ラオス南部の旅」の記事もこれで終わりにならない。まだ続きがある。

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